網膜静脈閉塞症
網膜静脈閉塞症とは
眼底の網膜の血管(静脈)がつまることにより、視力や視野が障害される病気を網膜静脈閉塞症といいます。
網膜静脈閉塞症になりやすい人
高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の方や緑内障の方に起こりやすいことが知られています。
検査と見つけ方
- 視力検査や眼圧検査
- 眼底検査やOCT検査
- 必要に応じて蛍光眼底造影
これらで網膜の血管の状態や黄斑のむくみの有無を詳しく調べ、治療の要否やタイミングを判断します。
- 眼底検査(出血と白斑)
- OCT(黄斑浮腫)
- FAG(蛍光造影検査)
主な診療設備
超広角走査型レーザー検眼鏡(ニコンoptos®デイトナ)
瞳を開かずに、広範囲の眼底を観察することができるため、糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫などの早期発見に役立ちます。お車でお越しの方でも瞳を開くことなく検査できるため、好評です。
光干渉断層計(OCT)(ニデックRS-3000 Advance2)
OCT(光断層干渉計)検査とは、網膜の断層画像を撮影する検査で、最新型機器を導入しています。
これまで見ることができなかった網膜の断層撮影が可能となり、早期の糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫の状態や診断が可能となりました。
散瞳・無散瞳一体型眼底カメラ(コーワX-20α)
眼底撮影および蛍光眼底撮影検査を行う機器です。糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫の診断・範囲・程度など細かな情報を得られ、治療方針を決める手助けとなります。
網膜静脈閉塞症のタイプ
分枝静脈閉塞症
静脈の枝分かれしている部分が詰まる状態で、約50人に1人に発症します。
眼底検査(出血と白斑)
網膜の中心部(黄斑)まで症状が進行している場合には視力低下を伴うため、
視力を向上させるための眼内注射を行います(抗VEGF薬療法)。
- 眼内注射前
- 眼内注射後
詳しくは抗VEGF薬療法ページへ
閉塞部が広く、将来的に再出血や難治性緑内障に進行する可能性がある場合は、閉塞部にレーザー治療を行います。
詳しくはレーザー治療ページへ
中心静脈閉塞症
眼底の血管が全体的につまっている状態で、約150人に1人が発症します。
治療は、ほとんどの症例が黄斑にも病変が及ぶため、眼内注射を必要とします(抗VEGF薬療法)。
- 眼内注射前
- 眼内注射後
詳しくは抗VEGF薬療法ページへ
また黄斑病変が再発する場合には注射を繰り返す必要があります。
眼底出血が高度な場合には、難治性緑内障への進行を予防するため、眼底全周にレーザー治療が必要です。
詳しくはレーザー治療ページへ
どちらも、出血が硝子体にまで広がっている症例や黄斑病変を繰り返す症例には、硝子体手術を行うことが有効な場合もあります。
詳しくは硝子体手術ページへ
